こんにちは。
今回は、サイバーエージェント藤田晋社長の『勝負眼 押し引きを見極める思考と技術』を読みましたので、少し学びをアウトプットさせていただきます。
藤田晋社長とは?
引用:https://www.cyberagent.co.jp
藤田さんは、インターネット広告、ゲーム、メディア事業を軸に、時価総額8000億円規模の企業を築き上げた経営者です。
2026年をもって社長職を退き、会長に就任することをすでに公表しています。
本書は、藤田社長が、
- 自分はどんな基準で勝負してきたのか
- なぜ、あの局面で踏み込めたのか
その思考の裏側を言語化した一冊です。
もともとは週刊文春での連載をまとめたものですが、実践的な内容となっています。
経営、投資、人生の意思決定まで、幅広く応用できる「勝負の原理」が詰まっているので、とてもおすすめの本だと思います。
藤田晋社長から学んだこと
人生もビジネスも、最初から不平等である

藤田社長は冒頭で、こんな趣旨のことを語っています。
スタート地点は、そもそも不平等である。
でも一番重要なのは、「不平等であること」ではなく、「その中でどう勝つか」について熱く語っています。
麻雀も、配牌が悪くても勝つ人は勝ち続ける。
藤田さんは、勝てる人間の共通点について「押すべき局面を正確に見抜いているからだ」と仰っています。
不平等な世界の中で、どう勝つかが人生であり、不平等であることはある意味オモシロイとのこと。
勝負すべきは「期待値が歪んだ瞬間」

本書の中でも、特に重要なのが期待値の話です。
藤田さんはこう語ります。
サイバーエージェントにおいて、それがスマートフォンの登場でした。
世の中が一気にスマホへ移行する流れを見たとき、藤田さんは迷わずそこに全力投資し大成功させた。
この考え方は、投資家・村上世彰さんの話とも重なります。
村上 世彰は、シンガポール在住の日本人投資家、相場師。M&Aコンサルティングを核とする村上ファンドの創設者。
例えば、
-
10%の確率で10倍
-
90%の確率で半分
と聞くと、多くの人は「90%で損をする」と聞いた瞬間に退きます。
ですが、冷静に計算すると期待値は1を超えています。
勝負師は、感情ではなく期待値で動くので攻めまくる。
期待値が歪んだ瞬間に、ガツガツとアタックできる人間が大成功を収めているとおっしゃっています。
この一瞬の歪みこそが、投資でもビジネスでもチャンスなんだなと改めて思いました。
僕らはこの歪みを刈り取りにいかなければいけない。この歪みを取れるかどうかが凡人との決定的な差だと、本書は何度も教えてくれます。
勝てない人は「自分のタイミング」で勝負する

藤田さんは、麻雀界のレジェンド・桜井章一さんの言葉も紹介しています。
多くの人は、
- 「もう限界だ」
- 「ここで勝負しないと」
と自分の都合で顔を上げてしまう。
しかし、勝負には「世の中のタイミング」があるので、自分が苦しいかどうかではなく、流れが来るまで耐えられるかどうかがポイントだそう。
藤田社長自身、忍耐力が最大の武器だったと振り返っています。
追い風が吹いたら、全部取りに行け

逆に、流れが来たときはどうするのか。
藤田さんの答えは明確です。
チャンスは、ゆっくり来るものではなく、市場はある瞬間一気に傾く。
その時に全力で波に乗れるかどうかが、10倍・100倍・1000倍の差を生む。
日頃から市場価値を高める準備をし、ポジティブな姿勢でアンテナを張り、小さな一歩でもいいので即座に行動に移すことが重要だと思いました。
勝負師に必要なのは「三つの視点」

藤田さんは最後に、こんな原則を示しています。
自分の感情に流されすぎず、相手や状況を冷静に見つつ、一段上から全体を眺める。
この視点こそが、経営にも、投資にも、人生にも通じる「勝負感」なのだと思います。
まとめ:勝負は才能ではなく、姿勢で決まる

勝負は、「イケイケの成功論」でも「精神論の自己啓発」でもない。
淡々と、しかし極めてリアルに、勝つ人が何を見て、何を我慢し、どこで踏み込んだのかについて知ることができます。
勝負勘を磨きたい人、意思決定で迷いがちな人、投資や経営に向き合っている人には、間違いなく刺さる一冊です。
ぜひ機会があれば、勝負眼を手に取って何かしらの学びにしてはいかがでしょうか。
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