こんにちは。
今年も残り2週間ちょっとになりましたね。
来週は米国雇用統計や消費者物価指数(CPIコア指数)などの大きな経済指標発表、日銀政策決定会合などのイベントが盛り沢山。
トレーダーにとって今年最後の稼ぎ時の一週間になるので、ワクワクした気持ちもありながら緊張感も抱いている今日この頃です。
さて本題に戻りまして本日は、2026年はスポーツ投資が魅力的なのではないか?という話をしてみます。
2026年はどんなスポーツイベントがある?スケジュールを紹介
冬季五輪(ミラノ・コルティナ)
引用:olympics.com
冬季五輪は、2026年2月6日~22日にイタリアのミラノとコルティナ・ダンペッツォで開催されます。
フィギュアスケートやスノーボード、カーリングなど、日本のメダル最有力競技が多く、メダル総数は過去最高クラスと期待されているようです。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)
WBCは、2026年3月5日〜17日に東京、ヒューストン、マイアミで開催されます。
メジャーリーグで活躍している、大谷翔平選手や山本由伸選手が参加するとあって、以前よりもはるかに注目度が高まっています。
FIFAワールドカップ
引用:all-stars.jp
FIFAワールドカップは、2026年6月11日〜7月19日にアメリカ、カナダ、メキシコで開催されます。
最近は欧州で活躍する日本人も増え、親善試合では強豪国相手にも勝っているので、日本中の人々がこの一大イベントに注目しています。
スポーツが与える経済効果

スポーツの熱狂は、競技の枠を超えて経済全体にも波及すると言われています。
というのも、スポーツは人間の「感情」を一瞬で大きく動かすため、消費や投資にも影響するようです。
今までのデータを見てみると、オリンピックやワールドカップなどの大きなイベントでは、経済にかなりインパクトを与えています。
例えば、
- 対戦相手に勝利すると消費が拡大
関連グッズ、記念品、メディア視聴数増加
- 関連企業の銘柄への注目が増す
広告、観光、スポーツ用品、放送業界など
大会開催をきっかけに、スポーツ関連企業や周辺産業への注目が高まり、より魅力的な投資先になると考えています。
スポーツイベントのスポンサー一覧
冬季五輪(ミラノ・コルティナ)のスポンサー

パートナー
- Rinascente
イタリアの高級百貨店チェーン。
- milanocortina2026.olympics.com ITA Airways
大会の公式航空会社スポンサー。
- italiabsolutely.com Stellantis
アルファロメオ、フィアット、ランチア、マセラティなど、大会公式モビリティパートナーとして車両提供。
- Uber
大会スポンサーとして移動支援(ピックアップ・案内機能等)を提供。
公式スポンサー
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Bauerfeind – 医療・スポーツ用具メーカー
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Esaote – 医療機器大手
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FNM Group – 交通・鉄道インフラ
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Grana Padano(チーズ生産者団体) – 食品スポンサー
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Herbalife – 栄養補助食品
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Intercom Dr. Leitner – 雪・スキー設備関連
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Tinexta / Infocert – デジタル信頼・ITサービス
日本代表を支援する日本企業
※スポンサーではなく支援企業です。
- 味の素株式会社
TEAM JAPANのコンディショニング(栄養・サポート)提供。
- Airweave
日本発の寝具メーカー。
- アシックス
代表チームのウェアを提供しています(表彰式・公式行事など)。
過去のオリンピックではパナソニック、トヨタ、ブリヂストンといった日本大企業がIOCのグローバルスポンサーとして長く関わってきました。
ただ、直近の4年サイクルでは日本気企業は撤退しているケースが多いようです。
例えば、パナソニックは契約終了し、中国企業に替わった報道など。
WBCのスポンサー

グローバル・公式パートナー
- Japan Airlines (JAL)
2026大会のグローバルパートナーとしてキャンペーンや特典企画を実施。
サービスパートナー
- STH Group & JTB Corp.
公式ホスピタリティ&旅行パッケージを提供するパートナー。
メインスポンサー
- ディップ株式会社
「バイトル」などを運営、東京ラウンドの冠スポンサー。
公式パートナーシップ
- Mastercard
会員向け先行チケット販売や特典を提供。
メディア/放送関連パートナー
- Netflix
日本国内で大会全47試合をライブ・オンデマンド配信する独占パートナー。
- Fox Sports
米国での主要放送権を保有(複数試合の放送を予定)。
今回のスポンサーで一番の注目は、Netflixでしょう。
日本の放映権をNetflixが独占的に獲得したということは、コンテンツの視聴方法が変化していることがわかります。
多くの人がテレビではなく、スマホで見る時代になったということでしょうね。
FIFAワールドカップのスポンサー

順番は、FIFA公式サイトの掲載順です。
パートナー
- アディダス(スポーツ用品)
- コカコーラ(飲料)
- 現代/起亜(自動車)
- サウジアラムコ(石油)
- レノボ(パソコン・スマホ)
- カタール航空(航空)
- ビザ(クレジット)
引用:FIFA
スポンサー
- バドワイザー(ビール)
- バンクオブアメリカ(銀行)
- ハイセンス(家電・テレビ)
- レイズ(菓子)
- マクドナルド(外食)
- 蒙牛(乳飲料)
- ダヴ(スキンケア)
- ベライゾン(通信)
引用:FIFA
日本企業は、TVS REGZA株式会社のみ。
中国発のグローバル総合家電メーカー(ハイセンス)がワールドカップのスポンサーを務めているため、その子会社であるレグザも同じくスポンサーとして関わっています。
つまり、親会社であるハイセンスのスポンサー活動の一環として、レグザもその枠組みに含まれているというイメージです。
いってみれば、日本企業のスポンサーは厳密にはないと同じでしょう。
ワールドカップのスポンサー構成は、「日・米・欧企業」中心でしたが、現在は「中東・中韓・米国企業中心」へと完全にシフトしているようです。
日本もっと頑張ってくれよ!って思いますよね。ここでも、経済成長の停滞が垣間見える、、、、
注目の個別銘柄・関連銘柄

ここでは、僕の独断と偏見によるW杯の個別銘柄・関連銘柄について紹介しようと思います。
Xや生主、YouTubeライブ配信などから情報収集しましたので、参考情報のひとつにしてください。
① テレビ局・配信
W杯=視聴率のピークイベント
-
サイバーエージェント(4751)
ABEMAでW杯配信実績。ネット配信の主役 -
テレビ朝日HD(9409)
日本代表戦・スポーツ報道に強み -
フジ・メディアHD(4676)
特番・情報番組との連動で広告需要増
② 広告代理店・PR
-
電通グループ(4324)
日本代表×W杯広告の中心 -
博報堂DY HD(2433)
スポーツ×企業キャンペーンが活発
③ スポーツ用品メーカー
-
アシックス(7936)
ランニング・トレーニング需要 -
ミズノ(8022)
サッカースパイクの国内大手 -
ゼット(8135)
スポーツ全般で連想買いが起きやすい
④ スポーツ用品(小売)
-
アルペン(3028)
SPORTS DEPOなど全国展開 -
ヒマラヤ(7514)
地方含め幅広い顧客層 -
ゼビオHD(8281)
専門性が高く観戦・競技の中心店
⇒ユニフォーム・スパイク・応援グッズが伸びる。
⑤ 飲料・食品メーカー
自宅観戦=飲む・食べる
-
キリンHD(2503)
日本代表の象徴的パートナー -
コカ・コーラBJHD(2579)
W杯の常連スポンサー -
カルビー(2229)
観戦スナック定番 -
デルソーレ(2876)
ピザ・パスタなど観戦フード
⇒宅飲み・観戦需要が追い風。
⑥ 外食・デリバリー
店でも家でもW杯
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ハブ(3030)
HUBはPV需要で特需が出やすい -
出前館(2484)
自宅観戦デリバリー増加
⇒外飲み×宅飲みの両取り。
⑦ スポーツエンタメ
リアルとゲームが連動
- コナミグループ(9766)
eFootballがW杯連動イベント展開
⇒W杯期間はアクティブユーザー増。
どうなることやら、これからもっと色々と研究していこうと思います。
まとめ


