こんにちは。
僕は普段から直近の未来を予測しようと、様々な指標を参考にしながら仮説を立て意思決定をしています。
そこで今回は、最近見つけたPolymarket(ポリマーケット)と呼ばれる、ユニークな予測サイトを紹介しようと思います。
特に直近の出来事を予測したい、幅広い情報を参照して判断したいという方には最適なのでおすすめです。
ぜひ参考にしてみてください。
Polymarket(ポリマーケット)とは?
出典:Wikipedia
Polymarket(ポリマーケット)は、アメリカの暗号通貨に基づく予測市場です。
仮想通貨のブロックチェーン技術を活用しているので、結果の改ざんが難しく、世界中のユーザーから信頼されています。
特にイーサリアムの処理能力問題を解決するためのレイヤー2ネットワーク「Polygon(ポリゴン)」が活用されており、手数料が安い点がメリットです。
そのため、小額からでもマーケットに参加しやすく、全世界で現在約120万人以上のユーザーが利用しています。
ちなみに、Polymarket(ポリマーケット)は賭博ではなく「予測」なので、合法です。日本人でも利用できます。
イーサリアムの課題である「処理速度」と「手数料(ガス代)」の高さを改善するための技術。独自のプルーフ・オブ・ステーク(pos)と呼ばれる、ブロックチェーンネットワークを安全に保つアルゴリズムを採用し、高速かつ安価な取引を実現。
Polymarket(ポリマーケット)で何ができる?
Polymarket(ポリマーケット)では、参加者同士の意思決定によってリアルタイムにイベントの確率が変動します。
どのようなイベントジャンルがあるのか紹介します。
出典:polymarket
- 政治
- 選挙
- スポーツ
- 経済指標
- 著名人の言動
- 天気
- 映画
- 裁判
- ビットコイン
- イーロンマスクの小ネタ
など、幅広いトピックが予測されており、これらの結果は定期的にXなどで話題になることがよくあります。
Polymarket(ポリマーケット)は世論調査よりも精度が高い
世界中のユーザーによって形成されるPolymarket(ポリマーケット)のオッズは、特に大型イベントになると世論調査よりも精度が高いと言われています。
以下では、過去の大型イベントの実績を紹介します。
アメリカ大統領選
2024年に行われたアメリカ大統領選では、ドナルド・トランプ VS カマラ・ハリスの構図でした。
当初ハリスの勝率は39%、トランプは59%。
徐々にハリスの勝率が44%に上昇し、トランプの勝率は54%に低下しましたが、結果的にトランプが勝利。
この大統領選で4500万ドル(約69億円)余りを賭けた人物が特定され、Polymarket(ポリマーケット)の優位性が証明された出来事になりました。
出典 :Bloomberg/トランプ氏に69億円、賭けサイトの鯨はフランス人トレーダーと特定
参議院議員選挙
「日本の参議院議員選挙で最も多くの議席を獲得する政党はどこ?」というテーマでした。
自民党は39議席、立憲民主党は21議席を獲得。結果、自民党が勝利。
この結果は容易に予想できますが、政治関連のイベントが大きな注目を集めている印象です。
2024年ワールドシリーズチャンピオン
2024年に行われた、メジャーリーグベースボール優勝決定戦の結果です。
結果は、ドジャースがヤンキースを4勝1敗で下し、4年ぶり8回目の優勝。
優勝したのが2024年10月31日、1戦目勝利した10月26日から急激に上昇したかたちになっています。
Polymarket(ポリマーケット)で直近の未来を見てみる
では、Polymarket(ポリマーケット)を活用して、直近の未来を見てみましょう。
次期総裁選
2025年10月4日(土)に日本の次期首相を決める総裁選のオッズです。
現在、小泉進次郎氏が72%、高市早苗氏が22%となっています。
高市氏が推されている印象がありますが、Polymarket(ポリマーケット)では小泉氏が圧倒的に優勢。
- 外国人のほうが冷静に政局を見て判断しているのか?
- はたまた、日本人が情報に踊らされているのか?
- それとも賭ける人は、逆張り思考が強いのか?
定かではありませんが、事実、小泉氏が次期総裁になるのでは?と世界中では思われているようです。
ちなみに、ほかの候補者のオッズは以下になります。
このデータを見ると、やはり今回の総裁選は「小泉氏」 VS「 高市氏」という構図だとわかります。
台湾有事
テーマは、地政学リスクである「台湾有事が2026年までにあるかどうか」が議題です。
80%以上のユーザーが、「ない」と回答していることから、現在は現実味がないと思われているようです。
とはいえ、ある経済学者の話によれば、2027年以降が怪しいという見解もあることから、今後注目されるテーマの一つになると思います。
ロイターの記事によると、現在の中国経済は低迷を続けており、若い方の無気力感、就職難によって悪化の道をたどっているようです。
今後さらに経済の低迷が継続すれば、台湾有事が現実味を帯びてくるかもしれないので、常に中国経済の情報はインプットしておくことが重要かなと。
出典 ロイター:中国当局、景気悲観論あおる投稿など取り締まりへ
2026年 FIFAワールドカップ優勝者
来年2026年にアメリカで開催される、FIFAワールドカップ優勝国に関するオッズです。
- スペイン(18%)
- ブラジル(14%)
- フランス(13%)
- イングランド(11%)
と、やはりFIFAランクの高い国が優勝すると予測されています。
特にスペインは、直近10試合で8勝1敗1分と勝率が高いのが特徴です。
ネーションズリーグでは、おしくもPK戦で負けてしまいましたが、やっぱりスペインは無敵艦隊と呼ばれる実力がありますね。
肝心の日本は、どうでしょうか。
アメリカ、日本、メキシコ、ベルギーと同じで、優勝確率は2%。
ただ、日本はワールドカップで、いつもダークホースと呼ばれているため、来年こそは快進撃を期待したいです。
Polymarket(ポリマーケット)は未来を予測する材料のひとつ
Polymarket(ポリマーケット)は、暗号資産を活用した最先端の予測市場なので、非常に精度が高いところが魅力です。
ただ、状況に応じてオッズが変わることもよくあるので注意が必要です。
それにハズレることもあるので、一つの参考指標として、半ばエンタメとしてみるのが最適かなと思います。
ひとつの情報に固執すると柔軟な判断ができなくなるため、色々な指標を見て相対的に、総合的に判断するのが合理的です。
直近の出来事を予測したい、幅広い情報を参照して判断したい方は、ぜひ参考にしてください。
関連記事はコチラ↓