【ジャック・アタリ】が推奨するハイパーノマドとしての働き方と生き方!!

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複数のWEBメディア運営をする事業主。SEO・コンテンツマーケティング・アフィリエイト広告・リスティング広告などWEBマーケティングが得意。また、編集者・トレーダーとしても活躍。

ジャック・アタリ

ジャック・アタリ(仏: Jacques Attali、1943年11月1日 – )は、フランスの経済学者、 思想家、作家。アルジェリアの首都アルジェ出身のユダヤ系フランス人。 概略[編集]. パリ政治学院卒業。経済学国家博士。初代欧州復興開発銀行総裁。

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これからの日本人にとって「稼げるスキル」とは何か?

国際競争に晒される時代の働き方を考える

海外では日本と少し違って個人も直接的に国際競争に晒されますが、日本で「稼げるスキル」をお持ちの方、たとえば日本で年収1千万円の壁を超えた(あるいは超えつつある)方でしたら、自らの意思によって戦略的に海外へ移住し、海外で活躍することは決して不可能ではないでしょう。

では、競争が厳しい海外でも「稼げるスキル」とは何でしょうか。結論を先取りすれば、おそらくそれは卓越した専門性や強みを英語環境でも発揮できることではないでしょうか。以下で、専門性を磨くことの意味や英語力の本質について考えていきたいと思います。

海外でも通用する専門性を磨く

海外での働き方としては、勤務先(または転職先)の海外駐在員となる、海外企業に就職する(含む海外日系企業のローカル採用)、海外で起業する、海外ノマド/フリーターとして生きる、起業家として成功を目指す等、いろいろありますが、いずれにしても海外でも「稼げるスキル」が不可欠です。

フランスの経済学者ジャック・アタリは著書『21世紀の歴史』の中で、「ハイパーノマド」に言及しました。21世紀は、国同士の格差は徐々に小さくなり、代わって「自分の知識を売れる人」と「売れない人」の格差が広がる時代だと言っています。

この知識とは、形式知のほかに、スキル、経験、それを通して身に付けた暗黙知等も含まれるのでしょう。

専門領域はもちろん、人それぞれです。海外でイメージしやすいのは、料理人、職人、技術者といった現業職ですが、営業職を含むホワイトカラーも自らのスキルを体系化して高く売ることは可能です。

法律家、会計士、コンサルタント、大学教授等の専門家はその専門性を世界のどこでも通用するよう、研ぎ澄ませていく努力が求められます。

そして、起業家はどこにいてもチャンスのある事業領域にいち早く気付き、それに向かって全身全霊を込めてスピーディーに取り組むことが重要になります。

仕事ポートフォリオを確立してリスク分散することが大切事業チャンスをいち早く見抜き即座に行動できるような方は起業家という生き方もありますが、それとは別に、普通の人の1つの究極的な働き方は海外ノマド/フリーランサーかもしれません。
最近、日本でもそのような働き方を志向している若者が増えているように思います。日本でそういう働き方ができる方であれば、若干の工夫と用意周到な準備により、海外でもノマド/フリーランサーという生き方が続けられるかもしれません。
昨年、ヘルシンキでスペインESADE ビジネススクールのサイモン・ドラン博士(Dr. Simon L. Dolan)の集中講義※を受けましたが、教授曰く、今後世界経済において最も増加するのはオフィスを持たないフリーランサーであり、未来の仕事はフリーランサーとの恊働やIT技術により激変するだろう、とのこと。
※Future of Work – Leadership, value, success in the new landscape of work

個人は、コアなスキルを確立できていれば、それを軸として自らの仕事ポートフォリオを構築して海外ノマド/フリーランサーとして生きることも可能です。

それは小さな存在である個人にとってはリスク分散にもなります。ノーベル賞経済学者ジョセフ・スティグリッツが指摘する「長期停滞(Long-term Stagnation)」といった経済環境下、フルタイムで勤務する会社が突然倒産するということは、たとえ大企業や有名企業でも起こり得ます。

つまり、1つの会社にすべてを依存するような働き方はリスクがあまりにも大きいわけです。日本でも「会社にいれば人生設計ができる」という安心のシステムはとっくに崩壊しているのではないでしょうか。

最後に加えるとすれば「気概」と「適応力」

日本では「日本語」という参入障壁がありますので、個人は必ずしも国際競争に晒されてこなかったように思います。

海外でも、母国が経済大国であったという過去の栄光を引きずって、もうしばらくは生きていけそうです。私のような者でもまだ何とか海外で生きられています。

しかし、それに甘えていては個々人の競争力が鍛えられません。将来、万一、日本の経済力や国際競争力がさらに低下していけば、本社機能の一部または全部を海外へ移してしまう日本企業も出てくるかもしれません(例:楽天など)。

そんな世の中になれば、日本国内でも「日本的サラリーマン」は過去の遺物となり、普通のサラリーマンでも「フリーランサー型の意識は独立系社員」への進化を求められるでしょう。

やはり将来は、今まで以上に個を磨いていく必要に迫られそうです。一方、長期的観点から、起業家として、あるいは、専門家/フリーランサーとして“日本村”を飛び出し、海外でビジネスをやっていこうという方は、卓越したスキル/専門性や英語力の他に、非日本人を相手に海外で生き抜こうという「気概」と「適応力」も重要な要素になってくるかもしれません。

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